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2014年5月

2014年5月12日 (月)

私たちと私たちの周り(ロシア教科書)-2-

わたし達を取り巻く世界

目次

2年生用

上巻143ページ

―――――――――――――――――――

 教科書の各課は次のように構成されている。

  ・主題の記述本文

  ・考えよう

  ・観察と実験(必要に応じて)

・理解度と記憶度のチェック

  ・まとめ

  ・応用課題(課外の宿題)

  ・興味を持っている者への追加知識

 ――――――――――――――――――――

 

  ― わたし達はどこに住んでいるか ―

○世界での君の住所

  ロシアー神聖なわが国家、国歌と紋章

○わたし達は何に取り巻かれているか?

  自然の物と人間が作ったもの、わたしたちとまわりとの関係―自分、人、自然、人工物

  自分と人の性格

 

  ― 自然 ―

○無生物と生き物

  太陽、星、空気、水、石   植物、きのこ、動物、人間

  生き物とはー呼吸する、食べる、成長する、子孫を残す、死ぬ

○自然の現象

  日の出、日の入り、季節の移り変わり(自然物、生物の変化)

○温度はどのように測るか?

  温度計、温水、冷水、記号+℃、-℃、目盛、体温、37℃以上(病気)

○天気とは何か?

  天気は気温、雲の状態、降水、降雪、風の状態の組合せ、 雷、雪、吹雪、天気予報、気象学、気象台、気象衛星、民間の天気のきざしに関する伝承(松かさ、つばめ、かさをかぶった太陽、たんぽぽ、烏)

○秋への招待

  無生物の夏との違い、太陽の高さ、昼の長さ、雷、雨、初霜、氷結 

  生き物の行動の夏との違い、鳥、渡り鳥、

  (児童に秋の到来を言葉で生き生きと自然描写するよう仕向けている。)

○星空

  オリオン座、カシオペア、はくちょう、おおくま

  黄道帯、おひつじ、みずがめ、うお、やぎ、おうし、ふたご、いて、

さそり、てんびん。おとめ、しし、かに

○地面の下にあるもの

  へげ石、雲母、石英、花崗岩、砂、石灰石、火打石、鉱石、金属

  結晶、結晶面

  「私のコレクション」―ある鉱物学者の幼少時代の回想

○空気について

  空気を感じる、風、空気の役割、空気の汚染、空気汚染防止

  「空の美しさ」―ある作家の空の描写

○水について

  水の役割、水のある場所、水の汚染、水の汚染対策、水の浪費

  「水の美しさ」―ある作家による池、川、湖、海の描写

○植物とはどんなものか?

  樹木、潅木、草、針葉樹、広葉樹

  「植物の美しさ」―つゆくさ、たんぽぽ、がまずみの描写

○動物とはどんなものか?

  昆虫、魚、鳥、けもの、爬虫類、両生類

  「むし」、「さかな」、「とり」、「けもの」―描写

○見えざるつながり

  ある村で、森の中の低木と草は不必要だからと刈り取って、整然とした樹木の森にしあげたところ、数年後肝心の樹木はすべて虫害で枯れた話。

  生物同士は見えない糸でつながって存在している。

   詩―この世で不必要な生物はいない。

○秋の森の中での見えざるつながり

  くぬぎの森の中での、互いのつながり。

  追加の描写―はしばみの木とりす、ぐみとつぐみ、りすときのこ

○野生植物と作物

  形態―木、潅木、草  作物―野菜、果実、穀物、装飾、紡績用

  いいつたえーグラジオラス、よめな(こんぎく)

○野生動物と家畜

  うし、ひつじ、にわとり

  いいつたえーねこ、ひばり

 

○室内用の植物

  サボテン、バルザミン、トラデスカンツィア、ゼラニウム、キヅタ

  室内用植物の世話のしかた

  装飾用植物、メキシコのサボテン

○飼育所にいる生き物

  熱帯魚、水槽と器具、カナリア、インコ、モルモット、ハムスター

  水槽での飼い方、魚の増やし方、ハムスタを飼うときの注意

○犬と猫

ねこの種類、犬の種類と用途

ねこについて、プーデルについて

○レッドデータブック(絶滅危惧種の本)

 ロシアの絶滅危惧植物と動物

 くまがいそうについて、ロシア野牛について

○自然にやさしく

 野草をとらない、枝を折らない、昆虫をとらない、蛙をいじめない、けものをとらない

 保護すべき野草、昆虫、鳥、小動物

 バッタと少年達の物語

 

  ― 都会の生活と村の生活 ―

○都会と村

  町と村のちがい

  アパートと村の民家

○経済とはなにか?

  農業、工業、建設業、輸送、商業

  日用品が作られるために関連する産業

  貨幣の役割、ロシアの貨幣の歴史

○何が何から作られるか?

  木材、金属、粘土、毛織物

  粘土からどのように花瓶、水差し、その他が作られるか

  本のできかた、毛織物のできかた、粘土の驚異、木材から紙

○新しい建物はどのように作られるか?

  材料―レンガ、砂、セメント、スレート、材木、板

  道具―パワーショベル、ダンプ、コンクリートミキサ

  建設現場、ブルドーザ、トラッククレーン、タワークレーン

○輸送手段とは何か?

  分類―陸上、水上、空:乗客用、貨物用、特殊用途:個人用、公共

  特殊車両電話番号―01消防、02警察、03救急

  船の歴史、飛行の歴史

○買い物

  商売とはなにか

  百貨店にて、食料品店にて

○文化と教育

  文化施設、教育機関、小学校、中等学校、カレッジ、専門学校、大学

  小学校の先生になるには

  美術館、博物館の種類、サーカスについて

○すべての職業はだいじだ

  コンバイン運転者、紡績工、鉄鋼労働者、コック、セールス、養蜂業者

  作家、教育者、医者、役者

  誰がパンを作るのにかかわっているか―パン職人、粉や、コンバイン運転      者、トラクタ運転者、トラック運転者、鉄道員、農業科学者

○冬への招待

  冬の自然―降雪、吹雪、樹氷

  冬の生物の生態―木、いちご、アオイ、イネ、モミの木、白樺、かえで、くぬぎ、松、とねりこ、菩提樹

   おおしか、うさぎ、かささぎ、のねずみ、狐、狼、いのしし

 冬の森での見えざるつながり

  樅の木に集まる動物―りす、きつつき、いすか、野鼠、うさぎ

  クリスマスツリーに本物の樅の木を使うのはやめよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年生用

下巻143ページ

 

  ―健康と安全 ―

○人の身体の構造

  外観―頭、胴体(胸、腹、背)、首、上肢、下肢

  内部―頭脳、肺、心臓、肝臓、胃、腸

  内臓の働きー胃(消化)、肝臓(消化を助ける)、腸(消化吸収、排泄)

○健康でありたいなら

  歯をみがく、手を洗う、栄養をまんべんなく(魚、乳製品、野菜、根菜、果物、穀物)

  歯はなぜ大切か

○病気の話

  風邪について、流感について、胃の病気について

  病気を治して貰う所―クリニック、総合病院、動物病院

   内科、耳鼻咽喉科、循環器科、歯科

○車に注意しよう

  道路の渡り方、郊外での道の歩き方,

 道路標識、交通信号、歩行者のルール、運転手から死角で車道へでる危険

○家庭内での安全

  アパートの窓、ベランダ

  感電(電気機器、裸電線)、回転部品(洗濯機、肉ひき器、ジューサ、コーヒ挽き器)、やけど(アイロン、ガスコンロ、フライパン、シチューなべ)

  薬を大人の監督なしにのむな。

○火事

  火事を起こさないために―マッチ、ライター、ガスコンロ、暖炉、ガソリ ン、軽油、焚き火

  火事が発生したら―大人を呼ぶ、消防に01電話する.

○森での安全

  毒いちご、毒きのこ

  虫刺され(みつばち、あしながばち、スズメバチ、まるはなばち)

○安全に泳ぐためには

  大人の監督下で

  知らないところ、冷たい水で長時間泳がない。 こむらがえり

  一人では泳がない、汚い水で泳がない。

○怪しいタイプの人間

  見知らぬ悪い人―人攫い、押し込みどろぼうの被害者にならないために

  迷子になったとき、

一人で留守番中、見知らぬ人が母の古い友達だといって訪ねてきたとき

 

 

  ― つきあい ―

○わたし達の仲の良い家族

  子は親を手伝い、親は子供を教える

  年長者を侮辱しない

  悪い子の例

○学校で

  良い子、悪い子

  学校は建物が美しいから美しいのではなく、知識を授けるから美しい

  知識は富に勝る

  学ぶことに躊躇するな

○あいさつ

  あいさつは魔法の言葉―こんにちは、ありがとう、どういたしまして、

             すみません、おかげさまで、さようなら

  言葉ははっきりと分かりやすく

  男子はレデイに対しジェントルマンたるべし―ドア、電車、荷物、他

○誕生日

  祝いの言葉、贈り物

  パーテイ食卓でのマナ―べからず集

○映画館で、乗り物で

  映画館での心得

  公共の乗り物での心得

 

  ― 旅 ―

○まわりを見渡そう

  地平線

  東西南北、北東、南東、南西、北西

  地球はどのように見えるか―たち位置、飛行機、スペースシップ、月から

○磁石方向計はなんのためにあるか?

  磁針計の使い方

  磁石のない場合の方向の決め方―樹木、樹皮、コケ、雪の溶け具合

○地形

  平野、丘、山、谷、山脈

  丘<200m<山―頂上、斜面、ふもと

  山々の美しさの描写文

○海、湖と河川

  自然のものと人口の河、湖

  川の部分―源、水路、左岸、右岸、河口

  川、湖、海のよさと美しさの描写

○春への招待

  春の自然を描写せよ

  無生物界の変化―太陽の高さ、温度、雲、川の氷、流氷、増水、雲、雪

  生物界の変化―草花、樹木の芽吹き、根の養分

 

 

― 祖国をめぐる旅 ―

○地図とは何か、どう読むのか?

  地図と方角―上(北)、下(南)、左(西)、右(東)

  色―青(海、湖、水)、緑、黄、茶(陸地)、緑(低地)、黄(高地)

  記号―首都、市、国境、北極圏領界、川、運河、湖、湿地帯、島、氷河

○モスクワをめぐる旅

  モスクワ市の紋章と市街図

  名所旧跡

○モスクワのクレムリン

  クレムリンの概要

  クレムリンの建物類

  クレムリンの歴史、赤の広場の説明

○ネヴァ河畔の町

  サンクトペテルブルグの市街図

  名所旧跡

  ペトロパブロフスキー要塞

  騎士銅像基礎の大きな一枚岩の由来

○オカ河めぐり

オリョール、カルーガ、タルサ、セルプホフ、プーシチナ、リャザン、

ムーロマ、ニジニイノヴゴロドの案内

○地球上の旅

  地形世界地図、大洋、大陸、

  写真―(アフリカ)ナイル、きりん、(欧州)おおしか、(南米)ラマ、

    (北米)野牛、(豪州)カンガルー、(南極)ペンギン

  大陸めぐり―欧州、アジア、北米、南米、アフリカ、豪州

○世界の国々

  政治世界地図

  写真―(英)ロンドンの議会、(仏)パリのエッフェル塔、

(米)自由の女神、(印)デリーの通り、(日)東京の通り

(中)万里の長城

  国めぐり―英国、仏国、米国、印度、日本、中国

○宇宙への旅

  宇宙センタ、中央コントロール室、多段ロケットエンジン、キャビン、窓

   打ち上げ設備、宇宙服、無重力、宇宙遊泳、衛星の軌道、軌道衛星ステ

ーション、国際スペースステーション

○もうすぐ夏だ

  観察―森の中、野原、川、湖

  野草―やぐるまぎく、チコリー、ゼラニウム、やえむぐら、しもつげ

  昆虫―蛾、こがねむし、あげは蝶、やんま、蚊、かみきりむし、他

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちと私たちの周り(ロシア教科書)-1-

わたし達を取り巻く世界

目次

1年生用

 

頭の上に何があるか?

足の下には何があるか?

窓の下には何が生えているか?

花壇には何が生えているか?

葉っぱとは何か?

針葉とは何か?

種々の植物の共通点は何か?

昆虫とは何か?

魚とは何か?

鳥とは何か?

獣とは何か?

動物園とは何か?

わたし達の家のまわりに何があるか?

コンピューターは何ができるか?

私たちのまわりで何が危険か?

私たちの国と町について何を知っているか?

わたし達の惑星は何に似ているか?

 

川はどこへ流れるか?

水はどこから私たちの家にきて、どこへ流れてゆくか?

電気はどこから私たちの家にくるか?

雪はどこからくるか?

植物はどのように生きるか?

動物はどのように生きるか?

猫と犬はどのように飼うか?

冬に鳥をどのように助けるか?

手紙はどのように旅をするか?

チョコレート、レーズン、はち蜜はどこからくるか?

ゴミはどこから来て、どこへ持って行かれるのか?

雪にはどこからヨゴレが混じるのか?

 

いつ土曜日はくるか?

いつ夏はくるか?

どこに白熊は住んでいるか?

どこに象は住んでいるか?

どこで鳥は冬をこすか?

いつ恐竜が住んでいたか?

いつ衣服が現れたか?

いつ自転車が発明されたか?

いつ君は大人になるか?

 

なぜ太陽は昼かがやき、星は夜かがやくのか?

なぜ月に人はすんでいないのか?

なぜ雨が降り、風が吹くのか?

なぜ音はなるのか?

なぜ虹は色々な色があるのか?

なぜそれらにはそのような名があるのか?

なぜ花を抜いたり、蝶をとらえてはいけないのか?

なぜ森の中では静寂を守らなければならないのか?

なぜ沢山の野菜や果物をたべなければならないのか?

なぜ歯をみがいたり、手を洗わなければならないのか?

なぜわたし達は夜寝なければならないのか?

なぜ船をつくるのか?

なぜ車が必要なのか?

なぜ汽車がそんなに長いのか?

なぜ飛行機が必要なのか?

なぜ宇宙へ飛ぶのか?

なぜわたし達はいつもエコロジーという言葉を聞くのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年5月 5日 (月)

1985年ころの愛犬ハチの散歩

1985年ころの愛犬ハチの散歩。  鎖をはずして野原をかけめぐる

1986_06_28 1986_06_29

2014年5月 4日 (日)

私とロシア語

私とロシア語

 

(1)

私は20065月から8月まで、ある人の依頼により高校を卒業して9月からロシアの国立ペルミバレー学校へバレー留学するまゆ子ちゃんに週に1回づつ初歩のロシア語を教え始めた。 これを機会に、私自身も、長年途絶えていたロシア語の勉強を再開した。 私には今更目的はない。 単なるボケ防止のためである。

 

幸い私の住む

新居浜市

から25キロほど離れた

西条市

小松町

に住む越智氏(

西条市

近辺には越智という名前がめっぽう多い)の夫人はサハリン出身のナターリア(当時
33歳)で、しかも彼女はモスクワ大学の言語学博士号をもつ。 ナターシャは週に一度、娘の小松幼稚園児ソフィア(通称ソーニャ)を

新居浜市

内の子供水泳教室に連れてくる。

そこで、ナターシャに6月末から週に一回一時間程度新居浜福祉センタービルで私のロシア語の作文を添削してもらうことになった。 その間ソーニャは福祉センター内の子供部屋で、市内の幼児たちと遊ぶ。

 

最初はRobert Dixon Modern American English5巻目の英文露訳を行って私の作文とした。 英文からロシア文への訳は日本文からの露訳より易しい。

第一に関係代名詞が使える。 次に前置詞の使い方に似たものがある。 1970年代に私はニューヨーク在住中、定期的に亡命ロシア貴族のご老体ニカノフ先生に同じ本を露訳して添削してもらっていたが、それをそのままタイプして使用した。 以前の私の訳文はできるだけ、原文の英文の文章の語順に近い露文としたが、ニカノフ先生は意味さえ通じればそれでもよいとの方針で甘く添削してくれていた。 

ナターシャはそうは問屋がおろしてくれなかった。 意味はわかるが、ロシア人はそんな言い方はしない、と情け容赦なく朱筆で私の原稿を真っ赤にした。

私は帰宅して原稿を打ちなおし数回音読してファイルに閉じてゆく。

 

Modern American Englishは題材として私のロシア語ブラシュアップに最適である。 まずは露単語と文法の復習になる。 この原本は次のような題材をもつ。

Sylvia and Doris TV組み立てラインで働く女工

Mr. Wentworth  NYのダウンタウンにある紳士服店のオーナー

Jack  航空会社のトラベルエージェント

Mr. Mitchel  授業や部活でいそがしさをぼやく高校の数学教師

Tim  年寄りの大工

Abel  年寄りの百姓と変貌する農業

Miss Lobianco  ベテランの社長秘書

Walter Frankel  定年まじかの小児科医

Mr. Curtis  靴メーカーのセールス・エージェント

Richard Barsamian  画家のたまご

Ray Middleton    定年をひかえた陸軍予備士官訓練基地の教官

Peggy        レストランの中年の未亡人ウエイトレス

Mr. Anderssen    大企業のエクゼクテイブ

Congressman Wadley 今回の選挙で落選した若手の下院議員

Carl Rheinhart    州立大学4年の学生

Sheila Macdonald 3人の元気盛りの子供をもつ主婦

各題材は、個人の仕事場での様子、その職業のアメリカ社会での背景と問題点、再び個人の経歴と一日の生活の描写という構成で成り立つ。

 

ナターシャは7月末から避暑を兼ねて10中旬までソーニャをつれてサハリンの実家へ帰る。 この間サハリン大学で圧縮コースの日本関連の講義の非常勤講師も勤める。

 

8月末まゆ子ちゃんはロシアへ)

 

10月中旬にナターシャが小松へ帰ってきて、レッスン再開。 

年末から1月にかけてソーニャをつれて里帰りし、ロシア正教の正月(17日)を祝ってくる。

それ以外は殆ど毎週福祉センターでの作文添削があり、20073月はじめには無事Modern American English5巻の英文露訳は完成した。

 

(これに先立ち年末から高卒後9月にペルミにバレー留学予定の高3のあさみちゃんと留学志望の高2のれなちゃんに週に1回づつ初歩のロシア語を教え始めた。)

 

引き続いてCarlos Castaneda Journey to Ixtranの私が一番気に入っている最初の部分を露訳した。 といっても、これもすでにニカノフ先生に添削してもらっていたものを、タイプしなおしただけ。 Carlos Castanedaの老インデイアン呪術師ドン・ファンの教えに関する一連の著作は1970年代のカリフォルヌアのヒッピー達のバイブルとなっていた。 私のドン・ファンにたいする印象はメキシコ砂漠で自在に実力を発揮する哲学者兼狩人、あるいは、臨済宗のワイルドで老獪な禅僧というイメージで、30代の頃、私もその内容に大きな影響を受けた。 

 

8月末あさみちゃんがロシアへ出発、れなちゃんはしばらくしてロシア語中断。)

 

2007106日に、腕試しに大阪会場で行われた東京ロシア語学院によるロシア語能力検定試験の2級を受験した。 結果は、文法80%、露文和訳66%、和文露訳70%、聴取40%、口頭作文60%で全ての項目で60%を超えてはいないから私は不合格となった。 全体では2級の受験生は124名で合格者は31.4%であった。

私が落第点を取ったのは聴取だけだが、聴取テストは次のようなものであった。 

雑記用の紙と解答用紙が渡され、約10分間のテープレコーダで朗読が流れる。 これが三回繰り返される。 そして、最後にできるだけ詳しく聞いたことを解答用紙に書けという問題だ。

私の失敗の原因は私は長年のアルコール飲酒と文章はすべてパソコンで打っていたので、指が震えて十分の速度で筆記ができなくなっていたからである。 私は最初いくつかの単語を筆記しようとしたが、無理だった。 朗読はゆっくりだったので、内容はすべて聞き取れていた。 目をつぶって3回の朗読をうなずきながら聴いた。 さて、いざ解答用紙に書く段になって、驚いたことに、聞いたこと殆んどが思い出せなくなっていたのである。 記憶力はそこまで低下していた。 (次年度には字を手書きする練習をしておいてリベンジした。)

 

Carlos Castaneda2007年の十月末まで続いてついに私のもち駒は切れてしまった。 これからは真面目に露訳しなければならない。

 

で、梅棹忠夫監修のSeventy-seven keys to the civilization of Japanの最初のの部分を20082月末までの英文露訳文とした。 露訳の内容は文化人類学者たちの日本文化に関する77章の紹介文のうち「島国」、「木々と森林」、「四季」、「世界最古の土器」、すなわちアフリカ大陸で人類が誕生してから、日本列島で縄文文化が形成されるに至る背景が書かれている。 私が日本史で最も興味を持つ部分である。 

 

20083月新居浜高専の非常勤講師を退職)(ロシアから帰国したまゆ子ちゃんにロシア語検定試験4級をめざし公民館の一室を借りて週に1回の試験対策特訓開始。)

 

その後、「私の少年時代」「わが町

新居浜市

」という、他人の文章の訳ではなく、自分の作文を添削してもらい、4月から20088月まで再び英文露訳に。 The Feynman Lecture on Physics Algebraという部分を使った。 これはFeynmanが中学生にもわかるよう代数の四則計算から、自然数、無理数、根、虚数と説き起こし、もっとも単純な方法を使って、

オイラーの公式 eix=cos x + i sin x に至り、

これぞまさに、人類の至宝であると締めくくるのである。 あの大部の講義録3巻のうち、私にも理解できて、最も好きな部分である。

 

(2)

2008826日に住友病院でナターシャに長男が生まれ、雄梨(ユーリー・ガガーリンのユーリー、通称ユーラ)と名づけられた。 ナターシャは育児で手一杯となり、もう

新居浜市

に来れなくなった。

 

1011日に大阪でロシア語能力検定試験2級に再チャレンジ。 

聴取、口頭作文のみ8月初め頃から対策開始。 聴取への対策は少なくとも手の震えで速記した文字が読める程度に練習。 したがって、パソコンで書くのはやめて、何でも手書きするように努めた。 

 

口頭作文は一人づつ部屋に呼ばれて、雑記用紙を渡される。 そして、題名が与えられ、15分の時間をくれる。 その後、試験官が合図してテープレコーダの録音スイッチを押し3分たつとスイッチを切る。 その間受験者はロシア語でレコーダに語りかけるわけだ。 2級にたいしては「私の家族」「私の町」「私の町の交通事情」とか「私の・・・」という題名が多い。 前年は運よく課題名は「私の夢」だった。 私は会社時代に開発していた装置について述べた。 これは具体的に自分が経験し、主張もしてきた事実だからなんとか処理して、すれすれの60%をもらった。 

 

この年はオリンピックの年だ。 「私のオリンピック」とか「私の夏休み」だとかが題名だったら、どうしよう。 私には関係のない、興味のない、情報のないものの突然しゃべれといわれても無理だ。 備えなければならない。 しかも暗記はもう無理だ。 

で、「オリンピック」に対しては、オリンピックの聖火リレーが、あちこちで妨害を受け、これはチベットで人権侵害をしている中国がオリンピックを国威発揚・国威宣伝の場に利用しようとすることへの世界の批判だというようなストーリーを考えておいた。 また「夏休み」にたいしては、その頃私がはまっていた「数独」あるいは「ナンプレ」のルールの文章を準備した。 これなら「趣味」という題名が出ても応用がきく。 やまカンは的中し、「私の夏休み」の課題が与えられた。 勿論、私はこの夏休みは「数独」に凝っていたという出だしで、詳しくそのルールを説明した。 3分はすぐ過ぎた。

 

結果は、文法78%、露文和訳90%、和文露訳80%、聴取74%、口頭作文79%で全ての項目で60%を超えたので合格した。

 

(まゆ子ちゃんも無事4級に合格、引き続き3級への特訓にはいる。)

 

10月中ごろからナターシャの育児に余裕ができて小松の越智家の住居で毎週火曜日の午前11時から私の作文の添削を再開した。 

越智家は私のところから車で30分程度。 国道11号線で

小松町

に入ってから広い道路を山側へ2キロほど入る。 林と竹やぶから農道へ折れてすぐ坂を下がりまわりこむ。 敷地は広く越智氏の両親の家と本人の家族の家とのふたつの和風の平屋が互いに10mほど隔ててならぶ。 車は西から門を入って両親の家を越して越智家の玄関前につける。 東側は家庭菜園。 北側は田んぼ。

家の前の縁台でお祖母さんに昔ばなしの絵本を読んでもらっていたソーニャが玄関へはしって家の中で掃除機をかけているナターシャに私の到着を告げる。

 

私は以後他人の文の露訳はやめて、題材は新聞の記事や科学雑誌、その他、目に付いたものを自分流に殴り書きで500字前後に作文し、作文に時間があまりかかってしんどくならないように長文は分割する。 これを辞書を片手に翻訳する。 ナターシャの添削は短時間で終わってしまうので、その後、本を朗読してもらい、これをICレコーダで録音する。 最初はロシアの小学校4年用下巻の「われわれを取り巻く世界」という科目の教科書中の「人類と世界の歴史のあらまし、ロシアの歴史」から少しずつ朗読してもらうことにした。

 

だいたい1時間くらいで私の集中力は切れる。 ベッドで寝ていた赤ん坊ユーラがぐずつき始める。 丁度私の帰宅の潮時だ。 緑のたんぼが広がる西条平野を車で飛ばして帰宅がだいたい昼の12時半、火曜日は家内も外出しているので自分で昼食をとる。 

私にはもう集中力がなくなった。 記憶力の低下も甚だしい。 脳ミソの反応速度も極めて落ちた。 これらの条件のもとにやってゆくには、それらに合わせるのが肝心だ。 無理は禁物。 要はガンバラナイ。 目的と納期がないのが救いだ。

 

単語は覚えようとはしない。 無駄だ。 ただ一日に10分ほど音読したり、レコーダで音声を聞くだけ。 したがって、素材は自分が気に入っているテーマ以外はいやだ。 で、ナターシャが朗読したものをmp3プレヤー(DVD貸屋で980円で売っていた)にそのままコピーしてスピーカを通して聞き流す。 ちりも積もれば山とやらで、その後約2年間で、mp3プレヤーに入れた音声の合計は15時間程度になった。 1日に10分か20分きくだけで、4ヶ月もすれば再び元のところに戻る。

 

年末から1月にかけて、母子はサハリンへ里帰りして17日のロシアの正月を祝い、さらにユーラのロシア正教の洗礼をすませて小松へ。 ロシア語レッツスン再び開始。

20092月にナターシャの朗読のロシア史は完了し、続いて、教科「われわれを取り巻く世界」2年生用上巻から20103月にかけて4年生用上巻が終わるまで続いた。 4月にソーニャが小松小学校の一年生になって、今までのように、ナターシャの横に座って朗読をそばで聞く回数が減った。

 

2年生用上巻 (上巻総ページ数143)の内容は次の如くである。

―――――――――――――――――――

 教科書の各課は次のように構成されている。

  ・主題の記述本文

  ・観察と実験(必要に応じて)

・理解度と記憶度のチェック

  ・まとめ

  ・応用課題(課外の宿題)

  ・興味を持っている者への追加知識

 ――――――――――――――――――――

 

  ― わたし達はどこに住んでいるか ―

○世界での君の住所

  ロシアー神聖なわが国家、国歌と紋章

○わたし達は何に取り巻かれているか?

  自然の物と人間が作ったもの、わたしたちとまわりとの関係―自分、人、自然、人工物

  自分と人の性格

 

  ― 自然 ―

○無生物と生き物

  太陽、星、空気、水、石   植物、きのこ、動物、人間

  生き物とはー呼吸する、食べる、成長する、子孫を残す、死ぬ

○自然の現象

  日の出、日の入り、季節の移り変わり(自然物、生物の変化)

○温度はどのように測るか?

  温度計、温水、冷水、記号+℃、-℃、目盛、体温、37℃以上(病気)

○天気とは何か?

  天気は気温、雲の状態、降水、降雪、風の状態の組合せ、 雷、雪、吹雪、天気予報、気象学、気象台、気象衛星、民間の天気のきざしに関する伝承(松かさ、つばめ、かさをかぶった太陽、たんぽぽ、烏)

○秋への招待

  無生物の夏との違い、太陽の高さ、昼の長さ、雷、雨、初霜、氷結 

  生き物の行動の夏との違い、鳥、渡り鳥、

  (児童に秋の到来を言葉で生き生きと自然描写するよう仕向けている。)

○星空

  オリオン座、カシオペア、はくちょう、おおくま

  黄道帯、おひつじ、みずがめ、うお、やぎ、おうし、ふたご、いて、

さそり、てんびん。おとめ、しし、かに

○地面の下にあるもの

  へげ石、雲母、石英、花崗岩、砂、石灰石、火打石、鉱石、金属

  結晶、結晶面

  「私のコレクション」―ある鉱物学者の幼少時代の回想

○空気について

  空気を感じる、風、空気の役割、空気の汚染、空気汚染防止

  「空の美しさ」―ある作家の空の描写

○水について

  水の役割、水のある場所、水の汚染、水の汚染対策、水の浪費

  「水の美しさ」―ある作家による池、川、湖、海の描写

○植物とはどんなものか?

  樹木、潅木、草、針葉樹、広葉樹

  「植物の美しさ」―つゆくさ、たんぽぽ、がまずみの描写

○動物とはどんなものか?

  昆虫、魚、鳥、けもの、爬虫類、両生類

  「むし」、「さかな」、「とり」、「けもの」―描写

○見えざるつながり

  ある村で、森の中の低木と草は不必要だからと刈り取って、整然とした樹木の森にしあげたところ、数年後肝心の樹木はすべて虫害で枯れた話。

  生物同士は見えない糸でつながって存在している。

   詩 ― この世で不必要な生物はいない。

○秋の森の中での見えざるつながり

  くぬぎの森の中での、互いのつながり。

  追加の描写 ― はしばみの木とりす、ぐみとつぐみ、りすときのこ

○野生植物と作物

  形態―木、潅木、草  作物―野菜、果実、穀物、装飾、紡績用

  いいつたえーグラジオラス、よめな(こんぎく)

○野生動物と家畜

  うし、ひつじ、にわとり

  いいつたえーねこ、ひばり

 

○室内用の植物

  サボテン、バルザミン、トラデスカンツィア、ゼラニウム、キヅタ

  室内用植物の世話のしかた。 装飾用植物、メキシコのサボテン

○飼育所にいる生き物

  熱帯魚、水槽と器具、カナリア、インコ、モルモット、ハムスター

  水槽での飼い方、魚の増やし方、ハムスタを飼うときの注意

○犬と猫

ねこの種類、犬の種類と用途。  ねこについて、プーデルについて

○レッドデータブック(絶滅危惧種の本)

 ロシアの絶滅危惧植物と動物。 くまがいそう、ロシア野牛について

○自然にやさしく

 野草をとらない、枝を折らない、昆虫をとらない、蛙をいじめない、けものをとらない。 保護すべき野草、昆虫、鳥、小動物 バッタと少年達の物語

 

  ― 都会の生活と村の生活 ―

○都会と村

  町と村のちがい。 アパートと村の民家

○経済とはなにか?

  農業、工業、建設業、輸送、商業

  日用品が作られるために関連する産業。 貨幣の役割、ロシア貨幣の歴史

○何が何から作られるか?

  木材、金属、粘土、毛織物

  粘土からどのように花瓶、水差し、その他が作られるか

  本のできかた、毛織物のできかた、粘土の驚異、木材から紙

○新しい建物はどのように作られるか?

  材料―レンガ、砂、セメント、スレート、材木、板

  道具―パワーショベル、ダンプ、コンクリートミキサ

  建設現場、ブルドーザ、トラッククレーン、タワークレーン

○輸送手段とは何か?

  分類―陸上、水上、空:乗客用、貨物用、特殊用途:個人用、公共

  特殊車両電話番号―01消防、02警察、03救急。 船の歴史、飛行の歴史

○買い物

  商売とはなにか。  百貨店にて、食料品店にて

○文化と教育

  文化施設、教育機関、小学校、中等学校、カレッジ、専門学校、大学

  小学校の先生になるには。 美術館、博物館の種類、サーカスについて

○すべての職業はだいじだ

  コンバイン運転者、紡績工、鉄鋼労働者、コック、セールス、養蜂業者

  作家、教育者、医者、役者

  誰がパンを作るのにかかわっているか―パン職人、粉や、コンバイン運転      者、トラクタ運転者、トラック運転者、鉄道員、農業科学者

○冬への招待

  冬の自然―降雪、吹雪、樹氷

  冬の生物の生態―木、いちご、アオイ、イネ、モミの木、白樺、かえで、くぬぎ、松、とねりこ、菩提樹

   おおしか、うさぎ、かささぎ、のねずみ、狐、狼、いのしし

 冬の森での見えざるつながり

  樅の木に集まる動物―りす、きつつき、いすか、野鼠、うさぎ

  クリスマスツリーに本物の樅の木を使うのはやめよう

 

2年用上巻だけでもざっと上の如くで、日本の絵本のような教科書とはかなり異なって文章に重きがおかれている。 さすが文学を重んずる国だ。

(3)

ほとけの教えにつぎにような物語がある。

むかしあるところにひとりの王がいた。 彼は象を見たことのない人たちを集めて目隠しさせ、象に触れさせて、象について述べてみよといった。

象の牙に触れたものは、象はにんじんのようだと言い、象の鼻にさわったものは象はキネのようだといい、耳に触れたものはうちわのようだといい、足にさわったものは臼のようだと言い、尾に触れたものは縄のようだと言った。

この話は触覚から得られた情報だけで物質の本質をいいあてることは不可能だということを暗示している。

 

これと同じように、文章は一次元的であるから、多次元の物事を完全に言い当てることはできない。 しかし、断片的に短文を無数につらねれば、これらをジグソーパズルのように組み合わせることで、自分の自然や社会に関する見方を心のスクリーンに浮かび上がらせることはできるだろう。 かつ、見方の次元を増やすことができるだろうと言う訳で、ロシア語の短い作文を通じて自分を知り、自分の見方を補充しようと考えた。

20095月にまゆ子ちゃんは、高専での私の応用数学の教え子と結婚し、出産をひかえて8月にロシア語検定3級チャレンジは無期延期となる。)

 

私の試みはうまく行くかに思えた。 ところが、ナターシャが避暑のため、子供2人を連れてユジノサハリンスクに里帰りしている間、私の70歳の誕生日が近づいたころ、私の過去の不摂生から血糖値が高かった長い期間の後遺症として、動脈硬化が進んでいて、その結果、右目に眼底出血というヤツが発生した。 網膜の前のガラス体ににじみ出た血液のため、視野の中心部に約70%を占める円形に小さな黒い霧がかかり、景色がぼやけて抽象画のようになってしまった。これにより、おおいに不便になった。 特に車の運転は危険になった。

 

わがアパートからバス停までは3分、903の今治桟橋行きのバスに乗り、西条の市内を通過して国道11号線を西へ。 950前後に小松駅前で降りる。 駅前通りのさびれた町並みを南へ歩く。 旧街道をこえてすぐ左側には徳川時代日本で最も小さな藩だった小松藩の儒者近藤篤山旧邸、右側には土塀のくずれかけた本善寺とその奥に公民館、さらに畑の向こうに小松保育園、藩校養正館跡の石碑と数本の桜の木を左に見て、更に何軒かの屋敷が尽きると、目の前に緑濃い田んぼが広がる。 ゆるい勾配のある両側に広がるたんぼの間の農道を南へ。 途中で立小便をして更に南へ突き当たりの田んぼまで歩く。 その田んぼの南側に屋敷がある。 

 

車で自動車道を飛ばして来ていたときとは比べ物にならないほど多くの景色の細部がまだ健全な左目に見え、からすや小鳥や虫の声が聞こえる。 バス停から徒歩で約20分。

 

なお、すこし前にもどって2008年末からの作文の題名は次のとおりである。

 

08/12/03  鯨の命と人命のどちらがだいじか (Sea Shepherd の暴力)

08/12/09  光あふれる街考え直しては  (エネルギーの浪費)

08/12/16  温室ガスを宇宙から監視  

08/12/23  新しい移動手段への挑戦を  (車社会から脱却を)

09/02/10  ロスに路面電車復活構想

 

09/02/19  遺伝子操作による商業行為をやめよ

09/02/24--- 日本の心  (縄文、弥生、森への畏敬、明治維新、敗戦後)

09/03/10--- 森が海をはぐくむ

09/03/24  太陽光発電電力の電力会社による買取

09/03/31  風力発電の問題点

 

09/04/07  開発が進む新しいロボット

09/04/14  世界経済危機の発端

09/05/11   スマートグリッド

09/05/19   ハチ不足果樹園ピンチ

09/05/26   別の生物の遺伝子を拝借

 

09/06/01   インフルエンザウイルス

09/06/09   小型風力発電装置「ドルフィン」

09/06/16   老仙人が病僧に語る

09/06/24   南方熊楠と神社合祀令

09/06/30   真の緑の革命

 

09/07/07   小型水力発電

09/07/13   みのり始めた有機農法

 

20099月からの作文の題名は次のとおりである。

 

09/09/09   脳の限界

09/09/16   糖尿病と食事

09/10/07--- 天体力学の思想家に与えた負の影響

09/11/04   藻類から石油を

09/11/11--- 生活習慣病の治療  (私の眼底出血との闘病記)

 

09/11/25   なぜ投資家は経済学者を信用しないのか

09/12/02   社会貢献をビジネスに

09/12/09   3体問題の数値計算

09/12/16   なぜ金持ちはますます金持ちになるか

09/12/22   生物のグローバル化

09/12/30   ゾウリムシに学ぶ

 

10/01/06   国際宇宙ステーションへの宇宙飛行士の運搬

10/01/12   特許法の悪い側面

10/01/20   耕作の工業化とスーパー雑草の出現

10/01/26   本質と情報

10/02/03   確率分布密度関数

 

10/02/10   誘導攻撃機「Predator

10/02/16   間伐で健全な森を

10/02/23   世界最大の粒子加速度による実験

10/03/09   野焼きの効用

10/03/16   韓流映画はなぜ人気が高いか

 

10/04/06   虚数 (目に見えないものも重要な働きをする)

10/04/14   電子書籍端末

10/04/20   トヨタ車の欠陥問題

10/04/27   恐竜の絶滅の理由は小惑星の衝突

10/05/04   ある陶工の言葉

 

10/05/11   科学の役割

10/05/18   古典物理学

10/05/26   自動車の原動機

10/06/01   住友化学大江工場内の建屋の火事

10/06/08   脳(1)記憶のメカニズム

 

10/06/22   脳(2)

10/06/29   味覚の評価  (ねずみによる実験)

10/07/05   味覚の数値化

10/07/13   複素数と複素平面

 

(4)

インターネットでのNHK World News, Russianで、日本発のニュースをロシア語で聞き始めてからもう数年になるが便利なものだ。 内容はすでに知っている時事の事柄で、しかもニュースはあるテーマ、たとえば、水害だとか、内閣改造だとか、口蹄疫とか、が一度スタートすると、その進展は一昨日、昨日、今日と進展がそんなに早くなく、少しずつの変化で報道されるので、単語も慣れやすい。  自分の知らないニュースは聞き取りが難儀になるが、これは単に聞き流すことにしている。 ごくゆっくりであるが、発音には慣れてゆくようだ。 映画のセリフはまだ聞き取れない。

 

さて、小松行きを車からバスと徒歩に変えてから色々なことを発見した。  まず、私の目に見える範囲の小松の田んぼでは、稲刈りは10月中ごろで、かなり遅い。 新居浜や西条では8月末から稲刈りをする田んぼが現れ、遅いところでも10月初めには終わっている。 

次に、多くの小松の田んぼでは2月ころに麦の芽が成長し始めるが、西条では7割くらいの田んぼは早い田では4月に始まる田植えまで何も植えない。 新居浜では麦畑はもっと少ない。

したがって、私の通り道のまわりは3月、4月になると麦の緑が一面に広がり、ひばりの声が麦畑の中から聞こえる。 遠方の森からうぐいすの声も聞こえる。

5月には麦秋となり、ひばりの声は真っ青な天から聞こえる。 遠くに瀬戸内海を見ながらの立小便の気持ちのよい時節である。 麦刈りは5月末。

田植えは6月になってから。 7月には再び青々と田園がひろがる。

ゆくてに山々のこちらに竹やぶや森が見える。 日本の田園の原風景を見るようである。

 

私の通る町並みはさびれている。 しかし、駅前通りには小さなふるい菓子屋「竹馬堂」があり、ここは「磯のかおり」という饅頭と「もなか」が素朴な味がしてうまい。 洋菓子も添加剤を入れておらず、良心的な作り方をしていて、値段も安く「ハタダ」や「いちろく」のマスプロダクションものと比較にならないほどうまい。 家内の好物である。

100メートルほど余分にあるけば「大頭屋」という八百屋があり、地酒「石鎚」の酒かすを使用した自家製「酒パン」がまたうまい。 これは、番組「もぎたてテレビ」でも紹介されていた。 旧街道には「めしや」という菓子屋もあり、ここの饅頭もTVで紹介されていた。

 

朝は時間の都合から普通バスで小松駅前まで行く。 乗客は西条に入る前は10人くらいで徐々に減り、小松に入ると45人となる。 私は運転手のすぐ後ろに座り、漫然と外の景色を眺める。

帰りは300メートルほど西へ足を伸ばし、小松営業所バス停で特急バスに乗って帰宅する。 速く快適なだけではなくて、いつもすいている。 大きな観光バスサイズに乗客は4,5人。 数分で左にすぐ四国八十八箇所62番「宝寿寺」が、さらに数分で63番「吉祥寺」が見える。

 

このようなのらりくらりした目的も目標もないロシア語の勉強だが、状況のゆるす範囲でゆっくりと続けてゆきたい。

 

2014年5月 3日 (土)

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2014年5月 2日 (金)

5月2日

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はなみずき

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